TCAピーリング

TCAピーリング(陥凹性ニキビ痕治療法)

TCAとは、トリクロロ酢酸のことで、水に極めて溶けやすい強酸性の物質で、強い腐食性があります。
TCAを用いて、凹んだニキビ痕をわざと傷つけ、創傷治癒力(傷を治す力)を利用して、コラーゲンを増加させて、凹みを持ち上げてニキビ痕を治すのが、TCAピーリングです。
当クリニックでは、最高濃度である100%TCA溶液を使い、凹んだニキビ痕にピンポイントでピーリングをするので、非常に効果的で安全です。
アイスピック型やクレーター型の何をしても治らない凹んだニキビ痕でお悩みの方におすすめ致します。

受けられない方

  • 妊娠中・授乳中の方
  • ケロイド体質の方
  • 光線過敏の方
  • 自己免疫疾患の方
  • 日焼けする習慣のある方
  • 皮膚疾患のある方
  • ピーリング施行部位の皮下に注入物や留置物のある方
  • 癌の既往歴のある方
  • 未成年や高齢者

治療手順

  • 1.化粧をすべて落としていただきます(施術範囲にかかわらず)。
  • 2.コンタクトレンズを外していただきます(1.と2.の順番はどちらからでも)。
  • 3.100%TCA溶液をニキビ痕にピンポイントで塗布します。
  •   ※ チクチクした痛みを伴うことがあります。
  • 4.冷やします。
  • 5.皮膚の状態に応じて、外用剤を塗ります。

治療後の経過

  • 1.TCA溶液を塗った直後からニキビ痕のところが真っ白になり、その周囲が赤くなります。
  • 2.周囲の赤みは1,2日で消えることが多いです。
  • 3.白い部分は痂皮(かさぶた)になります。痂皮は1~2週間で自然にはがれます。
  •   ※ ご自分で痂皮は絶対にはがさないでください。ケロイドになる恐れがあります。
  • 4.痂皮がはがれた後は赤~ピンク色になります。元の色に戻るのに平均で1カ月はかかります。
  •   ※ 元の色に戻るまで、次のTCAピーリングは行えません。

治療前後の注意事項

  • ※ 痂皮は自然にはがれるまで、絶対にはがさないでください。
  • ※ 日焼けしないように、日焼け止めを塗ってください。
  • ※ お化粧は翌日から行ってください。
  • ※ クレンジングの際に、痂皮のところをこすらないでください。
  • ※ トレチノイン・ディフェリン・BPOは前後1週間、ハイドロキノンは前後3日間使用を中止してください
     
     (施術部位以外には上記期間でも塗ってよい)
  • ※ ピーリング前後1週間は、顔面マッサージや垢すり等、刺激のあることはやめてください。

治療間隔と治療回数

最初はお試しで最大5個までで受けてください。問題がなければ、次回より、ご希望の数を受けてください。
次の治療までは最低1カ月は開けてください。
その時点で、赤みが残っている場合は、赤みが完全に取れてから次の治療を受けてください。
効果がはっきり分かるとすれば、平均5~6回です。

ニキビの治療

  1. ニキビの治療について

    当クリニックで受診できるニキビ治療の一覧になります。

  2. ケミカルピーリング

    ケミカルピーリングとは、グリコール酸やサリチル酸、乳酸といった酸を塗ることにより、皮膚の表面にある角質というものを化…

  3. グリコール酸ピーリング

    グリコール酸によるケミカルピーリングが、世間では一般的に“ケミカルピーリング”と呼ばれているものです。

  4. サリチル酸マクロゴールピーリング

    ピリピリ感はほとんどないのに、皮膚の角層をしっかり溶かして

  5. 乳酸ピーリング

    乳酸とは、グリコール酸・リンゴ酸・クエン酸などとともにα-ヒドロキシ酸(A…

  6. ミックスピール

    グリコール酸・乳酸・サリチル酸を混合したもので、乳酸をメインにしたものがミックスピール、グ…

  7. マヌカピール(ミックスピールマヌカ)

    乳酸をメインに、乳酸・グリコール酸・サリチル酸を混合することにより、各酸の特長を活かして、即効性にキメを整え、ツヤを与え、ザ…

  8. トレチノイン

    トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)とはビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約50-100倍であ…

  9. TCAピーリング

    TCAとは、トリクロロ酢酸のことで、水に極めて溶けやすい強酸性の物質で、強い腐食性があります。 TCAを用いて、…

  10. LED治療

    以前より、ブルーライト(405~420nm)はニキビ治療に応用されていました。アクネ桿菌に対する殺菌作用があるためです。しかし、皮…

  11. フォトフェイシャル®ステラM22

    フォトフェイシャル®ステラM22の出す光は、ポルフィリンやヘモグロビンをターゲットとして、アクネ菌や皮脂腺へ血液供給する血管を破壊…

  12. イオン導入

    皮膚は、外敵の侵入から体の内側を守るバリヤの働きをしています。 お肌に良い化粧品を塗っても、ほとんど吸収されません。 水溶化さ…

  13. ホルモン療法

    ニキビの原因として、ホルモンが関係していることが考えられます。 ホルモンの部分を治療するには、副作用やネガティブフィードバック(…

  14. 低用量ピル

    ニキビの原因となる黄体ホルモンや、卵巣・副腎由来の男性ホルモンを抑える働きがあります。 低用量ピルは、特に、黄体…

  15. スピロノラクトン(アルダクトンA)

    アルダクトンAは…

  16. イソトレチノイン内服療法

    あらゆる治療法に抵抗するニキビや、凹凸の激しいニキビ(特に皮下でシコリ状のもの)が多いタイプに対して、イソトレチノインというお薬を…

  17. 保険診療

    抗生物質 効けば、圧倒的に速やかに効きます。

  18. その他の方法

    体の内側のコンディションを整えるのもニキビができにくくさせる重要な要素と私たちは考えております。 そうすることで、活性酸素が生じ…

求人情報 むやスキンクリニック |千里中央でニキビ・アトピー・シミ治療の皮膚科なら