【学会】第14回日本ざ瘡研究会学術大会に行ってきた-その1-

院長ブログ

「健康なお肌と“きれい”をめざして」いるあなた、こんにちは!!

 

2025年8月17日(日)、日本美容皮膚科学会終了後に
同会場にて開催された第14回日本ざ瘡研究会に参加してきました。

 

今回は、第一弾として、
ニキビと便秘の関連性について学んできたことの報告です。

 

にきび患者さんと便秘の方とで腸内細菌にある共通の変化があるようです。

バクテロイデス属という日和見菌の一種が増えて、
乳酸菌という善玉菌が減少しているようです。

日和見菌は腸内細菌叢の善玉菌が多い環境なら自身も善玉菌に、
悪玉菌が多い環境なら自身も悪玉菌になります。

なので、乳酸菌を増やすように努力する必要があります。
食事、サプリで摂取するのも手です。
食事は乳製品だと皮脂が増えてにきびにはよくないので
乳製品以外から摂取することをお勧めします。

トリプトファンというアミノ酸の一種が
乳酸菌を増やすのに関連されている可能性があるようです。

 

今回の研究ではある年齢層の女性での報告だったので
全員に当てはまらない可能性もあります。
気になるようでしたら腸内細菌叢の検査をするのも
一つの手段かと思われます。

 

便秘と直接関係あるかわかりませんが、
C16:0(パルミチン酸)という脂肪酸がニキビの皮疹のうち
炎症性皮疹(赤くてプツっとしている、膿を持っている等)数と
相関するようです。

 

では。

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