ノーベル賞を2度受賞した米国のライナス・ポーリング博士が40年前に、ビタミンCを大量に摂取すると風邪や癌予防に効果的であると発表して以来、各医療機関や研究施設で研究が積み重ねられ、高濃度ビタミンCの生体に対する様々な効果が判明しました。
生体内でビタミンCを高濃度に維持するため、点滴での投与が臨床応用され、様々な病態に対してよい結果を出しています。
むやスキンクリニックでは、特に美白・美肌・抗アレルギー作用・アンチエイジング作用に注目し、高濃度ビタミンC点滴療法を行っております。
その効果の高さ故、抗癌作用をも有し、米国や日本の一部の医療機関で、癌に対する治療法として用いられているほどです。
当クリニックでは、癌に対する高濃度ビタミンC点滴療法は行っていません。
主な作用
- 1.メラニン合成抑制
- →シミ・肝斑・くすみ等に
- 2.コラーゲン合成促進
- →キメの改善・小じわ・たるみ等に
- 3.抗ヒスタミン作用
- →アトピー性皮膚炎・アレルギー等に
- 4.抗酸化作用
- →アンチエイジング(老化予防)等に
- 5.その他
- →ニキビ・育毛等にも
受けられない方
- 1.G6PD欠損(低下)症の方[欠損していると溶血を起こします]
- 2.腎不全の方、透析中の方、尿管結石の方、腎結石の方
- 3.心不全の方
- 4.糖尿病の方
副作用
副作用が起こることは極めて稀ですが、以下のようなものが考えられます。
- のどの渇き、吐き気等(点滴前に食事をとること、十分な飲水で予防できます)
- 点滴部位の痛みや発赤(点滴を遅くしたり、点滴部位を温めることで防げます。)
- その他
※ 副作用予防の観点から、当クリニックでは、添加物フリーの100%ピュアビタミンC製剤を使用しております。
受ける手順
- 1.初回の点滴前に血液検査をし、腎機能やG6PDを検査します。
- 2.点滴前に必ず飲食してきてください。
- 3.テスト点滴として、初回はビタミンC15gを点滴します。
- 4.2回目以降は、ビタミンC25gを点滴します。
- 5.1~2週間に1回のペースで続けてください。
- 6.点滴と点滴の間も体内のビタミンC濃度をできるだけ高く保つために、経口でのビタミンCサプリメントを摂取してください(最低4g/日を目標に)。
- ※ 厚労省が定めるビタミンCの推奨量は100mg/日です。
- ※ 効果の出方により50gまで増量することがあります。
- ※ 点滴にかかる時間は、15gで30分、25gで60分、50gで90分です。