西洋医学が病気の原因を追究し、原因物質や症状を除去し、どちらかというと人より病気を診る医療なのに対し、漢方医学は体の崩れたバランスを整え、主症状とは一見無関係に見える物事を原因の一つと捉え、自然治癒力を増強する、病気より人を診る医療です。
私たちのクリニックでは、西洋医学的観点から疾患の原因を探り、症状の除去に努めて、さらに、不調が取れない時に漢方医学の考えを取り入れ、治療にあたっています。
西洋薬にせよ、漢方薬にせよ、栄養状態がよくないと効果が出にくく、副作用が出やすくなるので、オーソモレキュラー療法(栄養療法)を併用するとさらに効果的です。
漢方医学の特徴
- 心と体は一体のものであるという考え方
- 生体の崩れたバランスを元に戻そうする治療
- 各個人の待ち合わせている自然治癒力を高めていく治療
漢方治療が有効な場合
- 原因不明のもの
例：体質の一言でかたずけられてしまう疾患 - 病因・病態は判明しているが西洋医学での治療法が確立していないもの
- 西洋薬での副作用やアレルギーで治療困難なもの
- 心と体の異常が絡みあっているもの
例：ストレスで悪化するアトピーやニキビ - 病変部が多岐にわたり、訴えの多いもの
例：西洋医学のように各科別の対応では全体像を把握できない病態
漢方薬処方は保険適用です。
